Vault は、ポジティブおよびネガティブリストに必要なタグ付けドキュメントの標準フィールドを提供し、ユーザがフランスの保健当局の規制を遵守できるようにします。Veeva CRM と統合すると、担当者は MyInsights 経由でポジティブおよびネガティブリストドキュメントを表示することができます。これは、医療専門家 (HCP) に表示する必要がある、表示できる、または表示できないドキュメントを示します。印刷資料の期限が切れると、追跡可能性を維持するため、資料を破棄し、破棄されたことを確認するよう MyInsights から担当者に通知が行われます。
重要: Veeva CRM MyInsights との統合には、MyInsights および Vault Data Hub のサービス提供が必要です。この統合を有効にするには、Veeva サービスにお問合せください。
設定の概要
Vault でポジティブおよびネガティブリストを使用するには、以下の設定を完了する必要があります。
- ドキュメントフィールドおよびフィールドレイアウトを設定する。
- ポジティブ/ネガティブリストオブジェクトを設定する。
- 資料ドキュメントライフサイクルを設定する。
- 必要な場合はワークフローを調整してください。
- フィールド依存性を設定する。
- ポジティブリストおよびネガティブリストレポートを設定する。
ドキュメントフィールドおよびフィールドレイアウトの設定
ポジティブリストおよびネガティブリストを使用するには、まずドキュメントフィールドおよびフィールドレイアウトを設定する必要があります。
- 管理者 > 設定 > ドキュメントフィールド > 資料に進みます。
- 追加をクリックして、既存の共有フィールドを選択します。
- 以下のフィールドを追加します: ポジティブ/ネガティブリストに追加、ポジティブ/ネガティブリスト名、および HCP に提供。
- 設定 > ドキュメントフィールド > 共有フィールドに進みます。
- ポジティブ/ネガティブリストに追加をクリックしてから編集をクリックします。
- 表示セクションでサブミッション詳細を選択します。
- 保存をクリックします。
- フィールド: ポジティブ/ネガティブリスト名および HCP に提供で手順 4~7 を繰り返します。
- 設定 > フィールドレイアウト > サブミッション詳細に進みます。
- 編集をクリックします。
- 以下のフィールドをグループ化するようフィールドの順序を変更します: ポジティブ/ネガティブリストに追加、ポジティブ/ネガティブリスト名、および HCP に提供.
- 保存をクリックします。
ポジティブ/ネガティブリストオブジェクトの設定
次に、ポジティブ/ネガティブリストオブジェクトのページレイアウトおよびフィールドを設定する必要があります。
- 設定 > オブジェクト > ポジティブ/ネガティブリストに進みます。
- フィールドタブをクリックしてから作成をクリックします。
- 次の通り、新規フィールドを設定します。
- フィールドタイプ: オブジェクト
- ラベル: 国
- オブジェクト: 国
- デフォルトリストとホバーカードに表示チェックボックスを選択します。
- 保存をクリックします。
- ページレイアウトタブをクリックしてから、ポジティブ/ネガティブリストの詳細ページレイアウトをクリックします。
- セクションを追加をクリックして、関連ドキュメントを選択します。
- 以下の情報を追加します。
- 参照しているドキュメントフィールド: ポジティブ/ネガティブリスト名
- セクションラベル: ドキュメント
- 条件 VQL:
country__v = AND add_to_positive_negative_list__v = ‘true’ AND status__v = ‘配布の承認済’
.
- 完了をクリックします。
- ドキュメントセクションで、列の編集をクリックします。
- 以下のフィールドを有効な列から表示済み列に移動します: ポジティブ/ネガティブリストに追加、HCP に提供、有効期限日、国、および製品。
- 完了をクリックします。
資料ドキュメントライフサイクルの設定
資料ドキュメントライフサイクルを更新すると、Vault は期限切れドキュメントをネガティブリストレポートに追加できます。Veeva CRM 統合が有効化されている場合、MyInsights は期限切れドキュメントをネガティブリストでフラグ付けして、担当者に資料を破棄するよう通知します。
資料ドキュメントライフサイクルは販促用資料のデフォルトライフサイクルで、組織が使用している Vault によっては異なる名前が付けられている場合があります。
資料ドキュメントライフサイクルを更新するには:
- 設定 > ドキュメントライフサイクル > 資料 > 状態 > 期限切れに進みます。
- エントリアクションタブで、編集をクリックします。
- エントリアクションの作成をクリックします。
- 条件付きで実行するを選択します。
- ポジティブ/ネガティブリストに追加 > 等しい > はいを選択します。
- アクションの実行で数式を使用してフィールドを設定を選択します。
- HCP に提供フィールドを選択して、数式
‘not_authorized_negative_list__v’
を入力します。
ワークフロー特記事項の設定
ポジティブリストおよびネガティブリストを設定する際、関連する国の新規ドキュメントフィールド完了するためタスクをワークフローに含めるよう更新する必要がある場合があります。
フィールド依存性の設定
フィールド依存性を設定して、Vault が資料タイプドキュメントでフィールドを正しく表示できるようにすることができます。
- 設定 > フィールド依存性に進み、作成をクリックします。
- ドキュメントフィールドにより制御を選択します。
- タイプで資料を選択します。
- フィールドでポジティブ/ネガティブリストに追加を選択します。
- OK をクリックして、詳細ページを開きます。
- If フィールドでいいえを選択します。
- 依存性ルール: ポジティブリスト名は非表示および HCP に提供は非表示を追加します。
- 保存をクリックします。
- 手順 1~5 を繰り返します。
- If フィールドではいを選択します。
- 依存性ルール: ポジティブリスト名は必須および HCP に提供は必須を追加します。
- 保存をクリックします。
- 手順 1~3 を繰り返します。
- フィールドで国を選択します。
- OK をクリックして、詳細ページを開きます。
- If フィールドでフランスを選択します。
- 依存性ルールポジティブリストまたはネガティブリストは表示可能を追加します。
- 保存をクリックします。
上記の手順を繰り返して、必要に応じてその他の国を追加することができます。例えば、イギリスの期限切れ印刷資料を監視したい場合は、If フィールドでイギリスを選択して、資料ドキュメントタイプにフィールド依存性を追加できます。
レポートの設定
ポジティブリストとネガティブリストレポートは、Veeva CRM および Vault Data Hub 統合が有効化されると自動的に Vault に追加されます。Veeva CRM および Vault Data Hub 統合を有効化しないと選択した場合、構成移行パッケージを使用してレポートを展開することをお勧めします。VPK をダウンロードしてワークフロー設定を展開するには、こちらをクリックしてください。パッケージを展開すると、レポートが Vault に追加されます。
レポートが Vault に追加されたら、各レポートにフィルタを追加して、ビジネス要件に合うよう設定する必要があります。
- レポートタブに進みます。
- ポジティブリストレポートで、レポート名の横にあるアクションメニューをクリックして編集を選択します。
- 必要に応じてレポートフィルタを追加します。例: 有効期限日は today()-1 以降およびドキュメント状態は配布の承認済と等しい。
- 保存をクリックします。
- ネガティブリストレポートで、レポート名の横にあるアクションメニューをクリックして編集を選択します。
- 必要に応じてレポートフィルタを追加します。例: 有効期限日は today() 以前。
- 保存をクリックします。
関連権限
企業管理者、システム管理者または Vault 所有者のプロファイルで、本項に記載されたすべての手順を完了することができます。お使いの Vault がカスタムセキュリティプロファイルを使用している場合、プロファイルに以下の権限を付与する必要があります。
タイプ | 権限ラベル | 制御 |
---|---|---|
セキュリティプロファイル | オブジェクト: ポジティブ/ネガティブリスト: 参照、作成、編集、削除 | ポジティブ/ネガティブリストオブジェクトレコードを表示、編集、および管理する権限を付与します。 |